**その1 走る!滑る!転んで笑われる! [#c0eea568] どこぞのアニメの主題歌ですがまあ気にしないように。 文章の基本として、「起承転結」がありますね。~ \h:今日は~~へ行ってきたよ。(起)~ \u:ほほう。~ \h:そしたら、お財布を忘れちゃって…(承)~ \u:おいおい。~ \h:しょうがないから、靴底に隠しておいた千円札を使ったんだ。(転)~ \u:靴底!?~ \h:ずいぶん前に隠したお札だったから、ぼろぼろになってて…店員さんに嫌な顔されちゃった。(結)~ \u:そらそうだろ。 トークでこれをやるのは重要です。~ でも、これに縛られると、いつの間にかテンポが悪いトークができあがります。((私の場合ですが。)) それに、ソロゴーストでは相槌が無い分、台詞回しがくどくなる恐れがあります。((それを売りにするゴーストさんはたくさんいらっしゃるし、それもネタのうちですけど。)) そこで、すっきり爽やかに端折ってみます。 \h:買い物行ったのに、財布忘れちゃってさー。~ \u:おいおい。~ \h:たまたま靴底にあったお札使ったら、~~の店員さん怒ってた…~ \u:当たり前だ。 短く書いただけじゃないか、って思いますよね。私もそう思います。~ でも、普通の会話のように見えますよね?見えると思ってください。見えるんです。~ 起承転結を持たせる会話を短くすると、これぐらいになるんだ、と思ってください。 「こんなの俺でもやってるぞ、改めて何を言ってやがるボケがぁ」~ 確かに。とりあえず、この流れが一番最初から思い浮かべば、問題はありませんね。~ では、次の部分しか浮かばなかった場合はどうすればいいのか。 \h:買い物に行ってきたんだよ。~ \u:あっそ。~ ものすごく素っ気ない会話です。~ 起→結。\hの振りを頭から潰してますね。~ これじゃ面白くありません。~ これを膨らませてみましょう。 \h:買い物に行ってきたんだよ。~ \u:あっそ。~ \h:冷たいなー。~ \u:夏だからちょうど良いだろ?~ 買い物のトークと見せかけて、\uの態度をネタに持って行こうとしています。~ もうすこし膨らませてみましょう。 \h:買い物に行ってきたんだよ。~ \u:あっそ。~ \h:冷たいなー。~ \u:夏だからちょうど良いだろ?~ \h:そーいう問題なの?~ \u:じゃあどういう問題なんだよ。~ 逆に問いかけて、さらに進めます。 \h:買い物に行ってきたんだよ。~ \u:あっそ。~ \h:冷たいなー。~ \u:夏だからちょうど良いだろ?~ \h:そーいう問題なの?~ \u:じゃあどういう問題なんだよ。~ \h:現代文学における感情の起伏と、相方の態度の関係。~ \u:意味が分からんわい! はい、起承転結の完成です。 トークを作るには、取っ掛かりを見つけることが重要です。~ それをどのように膨らませるかは、あなたのセンスにかかっています。 ***今回の結論:ネタの種を見つけよう。 [#d7ebed8a]