ごーすとくっきんぐ。†
ゴーストを作る時のテキトーな話。
ただのメモですし、あくまでも一個人の考え方で指針じゃないことに気をつけてください。
この文書は技術的な面は把握している方を対象としています。
まずは作り方から、という人は
http://seeu.vs.land.to/ghostmaker/Ghostmake00.html
をご覧下さい。
矛盾をある程度許容する†
矛盾のない一貫したトークを仕上げようと、先に設定で固めようとしていませんか?
あるいは、そうでなくとも、何か固まりすぎて行き詰まっているということはありませんか?
究極の理想は「ゴーストが生き生きして見える」ことだと思いますが、それに至る上で「矛盾がない」というのは必須ではないと思います。
ふつう、人が喋ったり動いたりしているときの事を考えてください。
- 喋りに矛盾はたくさん出てくる
- よほど注意して神経をすり減らすほどの気遣いをしていない限り、喋りに矛盾はたくさん出てきますし、聞く側も揚げ足取りを狙っているとかでない限りほとんど気づきません。
- 性格のブレも出てくる
- あなたはお客さんの前と親しい人の前で「表面の性格」は一緒ですか?
その時々の精神の状態で、基本的な方針は変わらなくとも、細かいところのふるまいはどんどん変わってくると思います。
まぁ、いろいろ反論はあると思いますし、私もこれで完璧に説明した気はしていませんが、だいたいこんなものだと思います。
ある程度のブレを許容して、多少はゴーストの喋りをふらつかせるという選択肢もあるのではないでしょうか?
設定を固めるより先にすこし動かしてみる†
上の項目にも関係しますが、設定を先に固めてしまうとトークがうまく出にくくなる場合がけっこうあるようです。*1
または、そもそも設定を決める段階で燃え尽きてしまう場合もあるようで……
おおざっぱに性格をつけて、とりあえず組み立てて喋らせてみませんか?
喋っているところを実際に目で見ていると、何か思いつくというパターンもあると思います。
まだ作業中ですが、その「おおざっぱに……」の部分の手助けになりそうなものがあります。
TJ/ゴースト10質
基本的な最低限の質問に答えることで、ある程度性格やまわりの環境がかたまってくるかもしれません。
ボトラーに学んでみる†
界隈の離れ小島云々などけっこうアレな印象のある方もいるようですが、参加者が4年以上もSakuraScriptを延々書きつづけており、ある意味SakuraScriptユーザーとしては大先輩です。そのスタイルを少し拝借してたたき台にするのも良いでしょう。
通常のゴーストにも使えるものだけを抜粋して、簡単に項目を挙げてみます。
- サーフィスをよく変える
サーフィスがころころ変わります。標準の0番/10番のままで止まっているスクリプトのほうが珍しいくらいでしょうか。
オーバーアクション気味のほうが喋りが生きているように見えやすいようですし。
……無論、やりすぎは禁物ですけどね。
- \cをほとんど使わない
表現よりも先に、見ている人に読ませる、というのを主眼としているため、\cをほとんど使わないスタイルが確立されています。多用している方は検討の価値はあるでしょう。
ちなみに、\xはそもそも使用禁止です。
- スコープ切換時に\w9\w9
\0から\1、\1から\0、その他などで、\w9が2つ、900ミリ秒待つスタイルがほとんどです。
早すぎると喋りの移り変わりが追いにくくなりますし、遅すぎるとまどろっこしいということから、このくらいの値に収束していったものと思われます。
その他、句読点の後に\w5を入れるのもよく見かけます。
なんだか数値的に中途半端で気持ち悪いという方は、\w8\w8と\w4でも良いかもしれません(ぽな@ばぐとらが昔個人的に使ってました)
もっと知りたい、または廃人になりたいという奇特な方(!)は、
http://www.globetown.net/~8390bottle/ls3.html
あたりを読むと幸せになれるかもしれません。
ただし、歴史的な事情から、
- \0\1ではなく、\h\uを使っている
別に廃止予定もありませんし大きな問題ではありません。このほうが見通しが良いかも。
- \tを必ず最初につけている
事情説明は長くなるので省略しますが、普通のゴーストのトークにはだいたいつけません。
のような相違点もありますので注意してください。